国民運動の前進と2014年春闘の展望 職場要求を原点に 1、私達の春闘は、職場要求に基づいてたたかいを進めることが大切です。会社と労働者の切り結んだ職場 のなかに、具体的な要求が生まれてきます。 そうした要求の背後に貫かれているのは、個々の企業・職場の特徴を備えながらも、日本独特のルール なき資本主義の異常な姿です。その意味からしても、個々の企業の枠内での小さなたたかいだけでなく、 産業別、地域的、全国的な闘いと合流する国民的春闘を進めて、社会情勢を変えていかなければなりませ ん。 2、とりわけ中小企業で働く労働者は、要求を企業の経営能力の範囲に収めるのではなく、生活実体から生 じた生計費原則の要求に徹することが重要です。 それは一つの矛盾ですが、そのことによって要求を実現するために基本的に阻んでいる要因と、その解 決に向けての具体的な運動の課題が必然的に追求されてきます。 3、現在、問われているのは新自由主義の導入によって大企業の専恣横暴の自由、「弱肉強食」の社会につ くり上げたため、272兆円にのぼる内部留保に見られるような富の偏重が起きていることです。 福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合

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